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 HOME > 研究活動報告 > 聖典の試訳:『尊号真像銘文』研究会
「『尊号真像銘文』試訳」を終えて
 本研究会が基本とした方針は、大きく二つである。一つは、一々の言葉を機械的に逐語訳せず、全体の流れのなかでそのつど再考すること。もう一つは、全体での議論・検討・決定に対し、表現の統一のため、文章の具体的案出は担当研究員の責任とすることである。複数の意見をたった一つの訳文にまで仕上げるのは難しい。にもかかわらず、研究員一人ひとりの声がなければ、この訳は決して成り立たなかった。
 あらためて見返してみると、親鸞が選ぶ言葉はシンプルである。反面、その言葉と格闘を繰り返したこの現代語は、ゴツゴツとした、とても不器用なものだ。だとすればそれは、この表現が現代語として、なおその途上にあることを意味しよう。目の前の現実に直接語りかけるような、自分にとって最も具体的な言葉が生まれていくのは、ここからである。
 この在り方には、念仏に対する親鸞の姿そのものが映されてはいないか。そもそも、一言、「南無阿弥陀仏」と口にされるところに一切は尽きている。しかし親鸞において、その一言は自身の迷いの現実に相即して、そのつどの言葉として語り直される。自らの現実に応じる言葉となって、念仏は繰り返し一つの根源を指し示す。
 2011年6 月から2014年6 月まで、足かけ4年、計48回に及んだ本研究会だが、報告を終えるのにさらに3 年を要した。それでも「現代語化」は終わらない。そのつどの現実は、そのつどの言葉を求めている。時をかえ場所をかえ人をかえ、「立ち上がれ!」との言葉を聞くところに、新たな言葉が重ねられていくのだ。
元親鸞仏教センター研究員 内記 洸


※ 本研究会での『尊号真像銘文』試訳は、「本巻」で一旦終了となります。

 
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