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研究活動報告
親鸞仏教センター研究交流サロン
第6回「親鸞仏教センター研究交流サロン」を開催(2012年2月13日)
テーマ 「関係性」を問い直す―少年犯罪をめぐる視点から―

発題 土井 隆義  コメンテーター 佐賀枝 夏文

  親鸞仏教センターでは、当センターの活動にかかわっていただいている多くの方々とのさらなる研究交流及び懇談の場づくりを目指し、2009年より親鸞仏教センター研究交流サロンを催している。その6回目を、東京国際フォーラム(千代田区)にて開催した。
 今回は、関係性を問い直す─少年犯罪をめぐる視点から─をテーマに、筑波大学大学院人文社会科学研究科教授の土井隆義氏から発題を、大谷大学文学部教授の佐賀枝夏文氏からコメントをそれぞれいただいた後、参加者との意見交換を行った。
 土井氏は、多くの統計資料を示しながら、社会格差の問題と少年犯罪の関わり、生活満足度が示す現代の若者の特長などについて語られた。さらに、90年代までの子どもたちは不満を抱えていた。不満というのは希望の裏返しであり、希望をもっているのに実現されないことで起こる感情である。しかし、今は希望が消えてしまっているため、不満ではなく不安を若者たちは抱えている。希望をもちたいのにもてないのが希望格差だが、昨今は、そもそも希望をもちたいというモチベーションすらもてないほどにその格差が進んできているのではないかと提起されるなど、現代人を取り巻く関係性について多角的に語られた。
 佐賀枝氏からは、悩みをかかえる子どもたちの実際の声が紹介され、これから関係性を考えていくうえで、あらためて正信偈の中の如衆水入海一味、いろいろな水が流れあって一つになっていくということを一つの指針として考えていくことが大事なのではないかなどのご提言をいただいた後、約20名の参加者による意見交換がなされた。

(文責:親鸞仏教センター)

※ 内容は、『現代と親鸞』第25号に掲載しています。





土井 隆義(どい たかよし) 筑波大学大学院人文社会科学研究科教授・社会学者
 1960年山口県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。2004年博士(人間科学)(大阪大学 学位論文:「〈非行少年〉の消滅:個性神話と少年犯罪」)。筑波大学社会科学系助教授、同大学大学院人文社会科学研究科助教授などを経て、現在、同教授。 親鸞仏教センター情報誌『anjali』(アンジャリ)第22号に「かけがえのない関係とは―偶然性と多様性をめぐって」をご執筆いただいている。
 著書に、『人間失格?「罪」を犯した少年と社会をつなぐ』(日本図書センター、2010年)、『キャラ化する/される子どもたち―排除型社会における新たな人間像』(岩波ブックレット、2009)、『友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル』(ちくま新書、2008)、『「個性」を煽られる子どもたち―親密圏の変容を考える』(岩波ブックレット、2004)など多数。


佐賀枝 夏文(さがえ なつふみ) 大谷大学文学部教授・臨床心理士(認定資格)
 1948年生まれ。1975年大谷大学大学院文学研究科修士課程修了。同年より児童福祉施設等で児童指導員、心理判定員として12年間従事。その間約一年間ハンガリーに留学。大谷大学短期大学部専任講師、助教授を経て、現在、同大学文学部教授。1983年より大谷大学学生相談員(現在に至る)。1997年から2003年まで滋賀県スクールカウンセラー、1997年から2004年まで大谷中高等学校スクールカウンセラー、2002年から2004年まで滋賀県産業推進センター産業保険相談員。
 現在、真宗大谷派宗務所発行の「同朋新聞」に「わかってたまるか!ウチらの言い分」を連載中。
 著書に、『ココロのトリセツ』(春風社、2011年)『君はそのままでいいんじゃないか』(東本願寺出版、2010年)、『こころの取扱い説明書―こころのサプリメント編―』(三畳間文庫、2004年)、『こころの取扱い説明書』(三畳間文庫、2003年)、など多数。
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