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研究活動報告
親鸞仏教センター研究交流サロン
 第9回「親鸞仏教センター研究交流サロン」を開催(6月22日)
テーマ 〈現代日本の教育観〉を問いなおす
     ―「子どもたちの声」を手掛かりに


発題 桜井智恵子氏  コメンテーター 菅原伸郎氏

  親鸞仏教センターでは、これまで関わりをいただいたさまざまな分野の有識者の方々と、共通のテーマにもとづいて相互に意見交換のできる場として、「研究交流サロン」を開催している。第9回目となる今回は、大手町ファーストスクエアカンファレンス(千代田区)を会場に、「〈現代日本の教育観〉を問いなおす─「子どもたちの声」を手掛かりに」というテーマで、桜井智恵子氏(大阪大谷大学教授・川西市子どもの人権オンブズパーソン元代表)から発題をいただいた。その後、コメンテーターとしてお招きした菅原伸郎氏(東京医療保健大学客員教授・元朝日新聞記者)の発言を皮切りに、参加した約30名の方々と意見交換を行った。
 まず桜井氏は、学校教育や子育ての現況について、教育にまつわる近年の政治の動きを紹介しつつ、子どもたちを取り巻く家庭環境、不登校やいじめの実態について報告された。
 続いて、国際的に見た子どもの人権に対する取り組みや、兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」が設立された経緯について紹介され、「子どもを守っていくような本来の教育を回復させるには、教育観、さらに言えば人間観を問い直していくこと、そして学力保証ではなく、関係保証、子どもがその場所で生きられるような居場所を新しく作り出していくことが大切である」と発題を終えられた。
 菅原氏からは、現代日本の教育について、「学校は『笑顔』を皆に求め過ぎではないか、孤独を知るということを教えることも教育ではないか」とし、人間観に及んでは、「教師や親は『良い人』を育てようとするが、そもそも本当に良い人はいるのか、というのが宗教教育であり、そういった人間の本当の姿を伝えていくことが大切なのではないか」とコメントし、会場に議論のための土壌を提供された。
 その後、教育関係者をはじめ、社会学や医療、報道関係の方々から意見交換がなされ、「教育」の問題にとどまらず、人間存在の根底の問題、制度はもちろんのこと、社会の基を問い直していかなければという議論が活発になされた。

(文責:親鸞仏教センター)




桜井 智恵子(さくらい ちえこ)
大阪大谷大学教授・川西市子どもの人権オンブズパーソン元代表
 1958年生まれ。大阪女子大学学芸学部卒業、大阪市立大学大学院生活科学研究科満期退学。University of the Philippines 留学。博士(学術)。 専門分野は教育学、戦後家庭教育研究 。 著書に、『市民社会の家庭教育』(2005年・信山社出版)、『子どもの声を社会へ―子どもオンブズの挑戦―』(2012年・岩波書店)、『幼児教育学実践ハンドブック』(共著)(2013年・風間書房)、『ふり返り教育理論講座―論争から見えてくる日本の教育』(共著)(2013年・アドバンテージサーバー)、『ちいさい おおきい よわい つよい』(ジャパンマシニスト社)ほか。
社会貢献活動として、「川西市子どもの人権オンブズパーソン」(2005〜2011年度)、「(社)子ども情報研究センター理事」(2010年度〜)、「門真市教育委員」(2012年度〜)、「滋賀県いじめ対策研究チーム委員」(2012年度〜)、「大津の子どもをいじめから守る委員」(2013年度〜)、『ちいさい おおきい よわい つよい』編集代表(〜現在に至る)、など(過去3年の主な活動)。

菅原 伸郎(すがわら のぶお)
東京医療保健大学客員教授・元朝日新聞記者
 1941年生まれ。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。1965年朝日新聞社入社。学芸部員、論説委員、大阪本社学芸部長、東京本社学芸部「こころ」編集長などを務め、2003年に退社。東京経済大学・拓殖大学・立正大学講師を歴任し、東京医療保健大学教授に就任。現在東京医療保健大学客員教授。在家仏教協会理事。日本クリスチャンアカデミー関東活動センター企画委員。
著書に、『宗教をどう教えるか』(1997年・朝日選書)、『戦争と追悼―靖国問題への提言』(2003年・八朔社、編著)、『教育基本法「改正」批判―21世紀における教育理念の創造』(2003年・文理閣・共著)、『宗教の教科書12週』(2005年・トランスビュー)、『現代と仏教』(2006年・佼成出版社・共著)など。 親鸞仏教センター情報誌『anjali』(アンジャリ)第3号に、「殺すこと、むさぼること」を執筆いただいている。
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