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研究活動報告
親鸞仏教センター研究交流サロン
 第12回「親鸞仏教センター研究交流サロン」を開催(2015年1月8日)
テーマ 〈孤独〉の可能性
        ―カウンセラーの視点から―


発題   諸冨   祥彦氏

  親鸞仏教センターでは、これまで関わりをいただいたさまざまな分野の有識者の方々と、共通のテーマにもとづいて相互に意見交換のできる場として、「研究交流サロン」を開催している。第12回目となる今回は、フクラシア東京ステーション(千代田区)を会場に、「〈孤独〉の可能性―カウンセラーの視点から―」というテーマで、明治大学文学部教授の諸富祥彦氏より発題をいただき、参加した約30名の方々と意見交換を行った。

 諸富氏はまず、実際のカウンセリングでの経験や統計資料をもとに、いじめや自傷行為、ソーシャルネットワークサービスの問題などの事例に触れつつ、現代の老若それぞれの人間関係について話された。また、大学の食堂に一人用の席、「ぼっち席」が設置されていることの背景に、「一人ぼっち」でいることが人間として劣っていると見られることを怖れ、大きな席で一人で食事ができない学生の心理を紹介。そのうえで、実は昔から「孤独」を愛する人々はおり、多様性を認めるということでも一人ぼっちを肯定的に見ていきたいと語られた。

 次に、孤独のもっている意味についてアメリカの心理学者、アブラハム・マズローの欲求階層説を用いて詳説。そして、人間が精神性を高める状態にあるとき、孤独が不可欠であるとマズローが語っていることに言及された。そのほか、ストーやユングなどの心理学者の論を紹介しつつ、孤独になって真剣に自分と向き合うこと(孤独力)、また、他者のその行為に深く傾聴する能力が、人生の後半を生きていく中高年にこそ必要ではないかと提言された。
 続いて質疑応答では、社会学や文学、メディアや仏教などに関わる方々がそれぞれの見地から質問、発言をされ、教育現場でのさらに詳しい現状や家族関係の変化について、また、具体的な認知行動療法や、西洋と日本の孤独感の対比など課題が展開し深まっていった。

(文責:親鸞仏教センター)

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