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研究活動報告
親鸞仏教センター研究交流サロン
 第14回「親鸞仏教センター研究交流サロン」を開催(2016年1月13日)
テーマ 「対話」とは何か―哲学から現代社会への問いかけ

発題 納富 信留氏 (慶應義塾大学文学部教授、哲学者)
コメンテーター 暉峻 淑子氏(埼玉大学名誉教授、経済学者)

 親鸞仏教センターでは、これまでご縁をいただいたさまざまな分野の有識者の方々と、共通のテーマをもとに意見交換できる場として、「研究交流サロン」を開催している。

 第14回目となる今回は、東京国際フォーラム(千代田区)において、「「対話」とは何か――哲学から現代社会への問いかけ――」をテーマに、納富信留氏(慶應義塾大学文学部教授、哲学者)からの発題、暉峻淑子氏(埼玉大学名誉教授、経済学者)からのコメントの後、参加いただいた約40名の方々と意見交換を行った。

 発題において納富氏は、「対話」を哲学的に定義したうえで、哲学者プラトンが師ソクラテスの対話を書籍化した著作「対話篇」に、「対話」とは何かを問う私たちへの重要なヒントがあると示唆。「対話篇」の考察から、語り言葉と書き言葉の相互関係を論じた。また、聞く相手がいないと言葉(対話)は成立しないという見解を示し、対話の要素として、「問い」と「答え」、「語る」と「聞く」などの日常行為について哲学的考察を加えた。

 最後に、現代の問題として、言葉への信用や貧困などを挙げ、「私とは関係ないという無責任な相対主義ではなく、理解し合えなくとも言葉を交わすことで生まれる真に自立した関係性が大切であり、現代の諸問題を克服する道として哲学がある」と提言した。

 発題を受けて暉峻氏は、納富氏の問いかけに共鳴するとともに、笹子トンネル天井板崩落事故をはじめとしたさまざまな時事問題に見る対話の重要性を言及し、社会から対話が消失しつつあることへの危機感を語った。そして、「対話とは人間の本性にもとづいたものであり、組織や社会を図る尺度となる。今の社会に対話ほど大切なものはない」と訴えた。

 意見交換においては、教育や医療などのさまざまな異なる現場・立場・視点から見る「対話」が語られたほか、「仏教の対話」という課題が挙げられるなど、「対話とは何か」という問いが深められ、それぞれの現場における新たな探究の出発点となる交流の場となった。


(文責:親鸞仏教センター)
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