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ブックレビュー(書評)
2007年 7月
『たとえば、人は空を飛びたいと思う
  ―難病ジストニア、奇跡の克服―』

  難波 教行 著 [講談社 1300円 2007年]

 著者は現在、大谷大学大学院に通う24歳の青年。筋肉が収縮して字も書けず、歩行もできなくなる難病ジストニアを発症したのは、小学校2年生であった。闘病生活のなかで、「アクティバ振戦コントロール治療」と出合い、4年前に手術を受け回復した。
 書名に「奇跡の克服」とあるが、単なるサクセスストーリーではない。「人間は悩むんですよ。でもその悩む現実から逃げないで、それを見つめる眼を与えるのが、真宗だと思うんですよ。宗教だと思うのです」の言葉に、人間が生きるということを深く考えさせられる。
 評者は、著者がこの本を書かれた動機を、ある機会に聞いたことがある。それは、「手術が成功し、手足が動くこと、つまり『当たり前に思えるすべてのことが、信じられないほど素晴らしい』と感動したのに、時間が経つにつれ、感動を失っていく自分と出遇(であ)い、人間の闇の深さを感じ、自分を問い返すために本書を書いた」と言う。人間が生きるとは何か、そんな問いをもってこの本を読むことをお勧めしたい。

文責:本多雅人(嘱託研究員)

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