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ブックレビュー(書評)
2007年 9月
『アウシュヴィッツと〈アウシュヴィッツの嘘〉』
 ティル・バスティアン著
 石田勇治・星野治彦・芝野由和編訳
[白水uブックス 900円 2005年]

 ナチス政権下のドイツによる大量虐殺ではおよそ150万人の人々が殺され、その証拠も証言も数多く残されている。にもかかわらず、「ホロコーストは作り話だった」「ガス室での大量虐殺は存在しなかった」というような<アウシュヴィッツの嘘>を唱える言説が後を絶たない。日本でも、1995年に『マルコ・ポーロ』誌において同様の主張が掲載され、物議を醸(かも)した。なぜ、またどのようにして<アウシュヴィッツの嘘>は展開されるのか。
 本書の趣旨は、「何千回も言われ尽くしたことでも、もう一度言わねばならない」という言葉に集約される。はじめに、アウシュヴィッツなどナチス時代の大量虐殺に関する歴史が解説され、続いて<アウシュヴィッツの嘘>をめぐる言説と経緯が克明に検証される。また、訳者による『マルコ・ポーロ』誌の記事への検証も収められている。全体を通して読みやすくまとめられており、アウシュヴィッツについての恰好の入門書と言えよう。

文責:春近 敬(センター研究員)

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