親鸞仏教センター
お問い合わせ
 
「現代を生きる人々」と対話するために
HOME親鸞仏教センター概要アクセスサイトマップ
濁浪清風今との出会い研究活動報告出版物紹介講座案内研究員一覧
 HOME > ブックレビュー > ブックレビュー(書評)
ブックレビュー(書評)
2007年11月
『生物と無生物のあいだ』
  福岡 伸一 著 [講談社現代新書 740円 2007年]

 生命とは何か? 二十世紀の生命科学が到達した答えは「自己複製を行うシステム」であった。それは分子生物学の時代のはじまりを意味する。分子生物学の生命観は、生命体はミクロなパーツからなっていると考える。
 しかし、著者は、膵臓(すいぞう)の研究から、そのようなパーツからなる生命観では説明がつかない現象に遭遇する。そこから「パーツ自体のダイナミックな流れの中で生命体は成り立つ」というシェーンハイマーの生命観に注目し、著者の生命観理解“動的平衡”(生物の内部には不可逆的な時間の流れがあり、全体のバランスを保つようなシステムになっていること)という持論を展開する。
 本書は、このような生命観の変遷について、教科書的に俯瞰(ふかん)的に紹介するのではない。その記述は非常に新鮮で、「極上の科学ミステリー」という帯の文言を裏切らない面白さである。

文責:嵩 海史(センター研究員)

最近のブックレビュー一覧
[2008年1月]:『ヒンドゥー・ナショナリズム』 中島 岳志 著
[2008年1月]:『鉄道忌避伝説の謎 汽車が来た町、来なかった町』 青木 栄一 著
[2008年1月]:『親鸞』 伊藤 益 著
[2007年12月]:『ニセモノはなぜ、人を騙すのか?』 中島 誠之助 著
[2007年12月]:『不実な美女か貞淑な醜女か』 米原 万里 著
Backnember ページトップへ
濁浪清風今との出会いブックレビュー
研究活動報告出版物紹介講座案内バックナンバー一覧
親鸞仏教センター
MAP
親鸞仏教センターTwitter親鸞仏教センターfacebook

親鸞仏教センター [真宗大谷派]<br>〒113-0034 東京都文京区湯島2-19-11
TEL 03-3814-4900 
FAX 03-3814-4901 
mail:shinran@higashihonganji.or.jp
 
掲載の記事・写真の無断転載を禁じます
Copyright©The Center for Shin Buddhist Studies. All rights reserved.
ホーム 親鸞仏教センター概要 講座のご案内 スタッフ紹介 バックナンバー一覧 リンク サイトマップ アクセス