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ブックレビュー(書評)
 
2009年 8月
『自我が揺らぐとき―脳はいかにして自己を創りだすのか
  トッド・E・ファインバーグ 著
  吉田 利子 訳
[岩波書店 3300円 2002年]

 本書が扱うのは「脳」と「自我」の問題である。著者は神経内科医であり、本書の前半では脳に様々な障害を負った人々の症状が紹介される。 しかし、そのような人々は、たとえ大きな障害を負っていてもなお「自分」のままである。では「自分」は脳の中のどこに存在するのか?
 著者は脳のどこかに「自我」があるというより、むしろ各機能が「入れ子」状になって全体として自己を構成しているのではないかとする。記憶や感情は脳のどこかにあるのでなく、ネットワーク全体のはたらきとして表現されるのだと言う。
 単純でゆるぎないように思える「自分」というものは、実はなんとも複雑で壊(こわ)れやすいものである。「自分」とはいったい何者なのか、という問いに答えるのはかつては宗教や哲学の分野であったが、現代においては科学の立場からのアプローチとも共闘していく必要があるだろう。

文責:常塚 聴(センター研究員)

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