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ブックレビュー(書評)
 
2010年 2月
『「かなしみ」の哲学―日本精神史の源をさぐる』
  竹内 整一 著 [日本放送出版協会 970円 2009年]

 「悲しきかな、愚禿親鸞、愛欲の広海に沈没(ちんもつ)し」と述懐している親鸞にとっても、「かなしみ」はすべての思想の最重要なファクターであったことは間違いない。われわれは「かなしみ」はなるべく遠ざけたいと願う。しかしわれわれは生きている以上、「かなしみ」を逃れることは決してできない。そうした不可避の「かなしみ」に、日本人はどう向き合ってきたのか、われわれの精神文化の根底に流れるものが豊かであるとすれば、そこには、親鸞の思想を含め、「かなしみ」を受け止めてきた先人たちの、深く長い精神の歴史があることは間違いない。
 とかく現代では、「明るく」「楽しく」ばかりが強調され、「かなしみ」が隠蔽(いんぺい)される傾向にある。われわれは「かなしみ」という、決して逃れることのできない感情にいかに向き合っていくべきなのか。本著は、そのことに多くのヒントを与えてくれる好著である。

文責:山本伸裕(センター研究員)

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