第140回「親鸞教学の現代的課題Ⅲ―生まれ直しの思想―」④
善導が『観経疏』「玄義分」で「横超断四流」*と言っている。このことを親鸞は『教行信証』「信巻」で、信心の内容として考察している。この「横超」については、「願力⋯ 続きを読む
善導が『観経疏』「玄義分」で「横超断四流」*と言っている。このことを親鸞は『教行信証』「信巻」で、信心の内容として考察している。この「横超」については、「願力⋯ 続きを読む
『摂大乗論』では、阿頼耶(あらや)識から独立した意識として、末那(まな)識と名づけられる意識はまだ見いだされていない。阿頼耶識の内に、阿頼耶識を汚す「雑染(ぞ⋯ 続きを読む
「生まれ直し」の思想として浄土の教えの意味を、考察してみようとしている。仏教が人間に与える救いは、人間の迷いからの根本的な解放である。そこに的を絞るなら、唯識⋯ 続きを読む
往生浄土の教えは、この世の生から阿弥陀仏の国土に生まれ直すというかたちで、成仏道を凡夫に具現する。この教えのかたちを、「生まれ直し」の思想ととらえて、浄土教の⋯ 続きを読む
法蔵菩薩の願心が、本願を成就しようとして兆載永劫に修行すると語るのは、仏智見からすれば存在の本来性である一如平等(法性・真如・法身・涅槃等は同義語である)に、⋯ 続きを読む
迷没の衆生が永劫の迷いを翻して、自己の本来性(一如・法性)を回復しようとする意欲を、「菩提心」と言う。この意欲の大乗的課題は、自己の背景たる無始以来の無明沈淪⋯ 続きを読む
天親が、「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」*において「一心」を得たと歌う偈文に、親鸞は深くこころを動かされつつも、天親自身の解釈⋯ 続きを読む
天親の『浄土論』を菩提流支三蔵(ぼだいるしさんぞう)が翻訳した。後に『解深密経(げじんみっきょう)』の経名で訳される唯識思想の根本経典を、『深密解脱経(じんみ⋯ 続きを読む
曇鸞が菩薩道の限界を七地の菩薩における「沈空(ちんぐう)」にあると押さえたのは、唯識の問題に対応するなら、末那識(まなしき)相応の煩悩に関わる修道上のことがら⋯ 続きを読む
衆生に本願名号を信受する事実が発起するには、その現行(げんぎょう)の因に、無限大悲の限りないはたらきがあるに相違ない。この因位(いんに)の超時間の願心を感受し⋯ 続きを読む